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2020年5月26日火曜日

5月26日27日 我が家のエントランス、ゼラニウムの花盛り、新緑

我が家のエントランス、
ゼラニウムが咲き誇っています。
周りの新緑に、
色とりどりのピンクのゼラニウムが映えています。

このところ、雨が多く、
花殻が汚くなる、という経験を、
ゼラニウムを外で育てている方は、皆さん、経験していると思います。
我が家も例外ではなく、
今週も、花殻摘みと、病葉摘みを繰り返しています。

また、雨が降れば、一通り、手を入れる必要が。
ただ、隠居老人の私には、
楽しみの1つでもあります。

次から次へと、
花々は、手を入れることを求めてきます。
エントランスをそれなりに花で飾るには、欠かせないこと。
楽しい限りです。

27日、
本格的な晴天、
エントランスの柘植、木斛、モミジの新緑、
蒼空に映えています。

緑も綺麗な季節、
これから、植木屋さんに、
モッコクの大敵、葉閉じ虫の幼虫を退治する為の消毒を頼みました。
なんとか、木斛の艶やかな葉を維持したいものです。


2020年5月12日火曜日

5月12日 我が家の庭の新しい仲間、ラバテラ、

我が家の庭に、久しぶりに、新しい花の仲間、
ラバテラ
が加わりました。

昨年の秋、
妻の知人から、タネをいくつかいただき、
どのような花が咲くか、
詳しいことは知らないまま、
園芸書を参考に、
プランターに種を蒔き、
テラスの中で霜にあてずに、育ててみました、

秋に発芽し、
春先、小さなプランターの中で、
何本かが元気よく育ち始めたので、
大きな鉢に、たっぷり肥料を入れ、植え替え、
庭に出してみました、
その後、順調に育ち、5月3日に最初の花が開花しました。

それから、十日ほど、
最初の花は1週間ほどで萎れましたが、
次から次へと花が開き、最初の写真のように、賑やかになりました。
園芸書によれば、ラバテラには多年草と1年草があるそうですが。
我が家のは、多分1年草だと思いますが、
ご存知の方、おられるでしょうか。
我が家の花々の1つに定着すると良いのですが。
採種と種蒔き、
そして、賑やかな花の開花、
楽しみが一つ増えました。
なお、定着するかどうかは、
これまでの経験によると、
私の花の育成の仕方の癖と、その草花や花木との相性できまるようです。

2020年5月1日金曜日

5月1日 皐月を迎えたエントランス

我が家のエントランス、皐月を迎え、
地植えの初夏の花が本格的に咲き始めました。
まずは鉄線

そして、ホットリップス、

冬を越した鉢植えのゼラニウム、
マーガレット、
石斛と
大変たくさんの花がつきました。
しばらく、花殻つみと病葉つみをていねいにすれば、
艶やかな彩りを楽しめそうです。

春のエントランスの中心だった君子蘭、
長く楽しみましたが、
これからは観葉植物として、エントランスを彩ります。

昨年の今頃、まだ、東海大大磯病院のベッドに寝たきり、
自分で食事をとることもできない状況でした。
今年の皐月は、我が家で、
好きな花と池の鯉の手入れをし、
「ご隠居さん」を満喫できそうです。
感謝です。
また、世の中、Covid-19のため
ステイホームがいわれ、
仕方なく、家に止まられている方々が多い中・・・。
私は、もともと、出不精、家での庭いじりが趣味ということで、
不自由をほとんど感じないでいます。

2019年5月30日木曜日

5月30日 我が家の孔雀サボテンと甘茶

今年も孔雀サボテンが本格的に咲き始めました。
これは5月28日に咲いたサボテンです。

ご存知のように、孔雀サボテンは一日花です。
ただ今年は、たくさん蕾がつき、
次から次へと咲いています。
これは昨日、29日の次の花の蕾、
今にも開きそうです。

上の写真の蕾が、
今日30日には、このように見事に開きました。

庭の甘茶、ガクアジサイに似ていますが、違う種類だそうです。
母が生前、お茶に使うとのことで植え、
大きく育ちました。
これにも花がつき始めました。
梅雨まじかを感じます。

2019年5月25日土曜日

5月25日 スホーイ事故とロシアの再工業化展望

スホーイ事故からうかがえたロシアの再工業化展望 

FT記事、Sedon, M SuperJet crash testifies to Russias industrial ills, FT 22 May 2019, p.3
を読んで  
渡辺幸男
<記事の主内容>
 ‘Global competition. Economic strategy’ というシリーズの記事の22日版に掲載されたもので、小見出しとして「ナショナル・チャンピオンでもって制裁処置に対抗するというプーチンの政策は失敗しつつある」とある。このように、本記事は、ロシアによるクリミア併合以来始まったロシアに対する国際制裁に対抗するために、プーチン大統領が行なったナショナル・チャンピオンを育成し、ロシア工業を国際競争力を持つものとするという政策が失敗に終わりつつあることを紹介したものである。
<記事の抄訳的紹介>
 プーチンが主催する政策会議で、国内産業をグローバル競争力のあるもにするための多額の補助金を続けることが提起されたが、航空機産業で、ロシアの最初の商業用航空機がシェレメチボ空港で死者を出す事故を起こし、その失敗が示された。
 事故を起こしたスホーイ・スパージェット100は、ナショナル・キャリアーであるアエロフロート以外への売り込みに苦闘している。そこでの問題点は、グローバル市場で競争力のある企業を生み出すことが、いかに困難かを示している。西側からの経済制裁を受けていることで、オイルマネーを、「ナショナル・チャンピオン」につぎ込むことを正当化した。対象は食品製造業から機械分野に至り、幅広い。ロシアは輸入代替に2018年だけで6375億ルーブルをつぎ込み、プーチン氏は制裁の「benefits」の1つだと称した。
 しかし、昨年も、資源関連が輸出の大部分を占め、地元産の品物は市民にその質が問題とされた。モスクワは需要を望むが、競争を求めない。質が落ち価格が上がっているが、当局は良質の安いものを作る生産者を求めていない。コストを最大限ひきあげられ、人々は質の悪い品物を高価格で買うことになる。
 また、ロシアは、グローバル・チャンピオンを生み出すだけの国内市場サイズがないゆえ、グローバルな競争での優位にあるものとの競争で生き残る必要がある。
 経済制裁やルーブル下落が生じたにも関わらず、輸入は維持された。これはロシア国内の企業にとって、他に代替物がないゆえに、価格が上がっても輸入せざるを得ないことによる。輸入をさらに必要とする部門もある。これが技術分野や宇宙開発である。例えばソフトウエアでは、ロシア産のものが推奨されながら、96%は未承認の海外ソフトが使用されている。また、20億ドルのスーパージェットの部品の80%は海外サプライヤからのものである。ロシアにとって道のりはまだまだ長い。
2011年に実用化され、アエロフロートが50機購入したスーパージェットを、さらに100機ほど2026年にまでにアエロフロートは調達することになっている。しかし、事故以来、メーカーのUAC(統一航空機製造会社)1)は修理契約の更新を拒否された。
 UACは300機をボンバルディアやエンブラエルの代替機として売り出しているが、売れたのはまだ一部に過ぎない。3月には、アエロフロートに次ぐスーパージェットの購入者であるメキシコのインタージェットが、UACとの修繕をめぐるトラブルで保有するスーパージェット22機の3分の2以上を駐機することになった。アイルランドのシティジェットはスーパージェットの運用を1月にやめた。ロシア政府は380億ルーブルを投じてパーツの国産化を目指しているが、問題は部品ではなく、完成品なのだ、といわれている。
1)UAC(統一航空機製造会社)は、航空機製造企業の国有持株会社で、傘下にスホーイ等がある。

<私がこの記事から感じたこと>
*スホーイ・スーパージェット100は、ロシアの工業の中では、軍需産業絡みということもあり、相対的にその生産能力が残っている航空機産業で、国際競争力を実現しようとしている国策的民需用ジェット旅客機と言える。ロシア工業再興のシンボルとも言える。しかし、そのスーパージェットが事故を起こし、またそれ以前にもメンテナンス能力の不十分さ等により、既存の海外購買者からメーカー自身によるメンテナンスでトラブルを起こしたり、運用が停止されたことがあることも紹介されている。
 しかも、その問題のスーパージェットの部品の80%は海外産ということでもある。多くの部品を海外の実績あるメーカーに依存しているにもかかわらず、国際競争力に疑問符が呈されている、ということを示しているのが、この記事である。最後の完成品が競争力がないことこそ問題なのだという、ロシア海外貿易アカデミーのノーベル氏の指摘は重要である。
 スーパージェットは、ボンバルディアやエンブラエルに対抗する機種なのであり、しかも80%は海外のそれぞれの分野での主要サプライヤの部品を使って製造されている。それゆえ、完成航空機の機体開発設計とそのメンテナンスの2面でこそ、あるいはそれによってのみ先行2社に追いつき差別化し、優位に立つことができる要素ということが、本記事で指摘されていることになる。しかし、この両面で先行2社に比して遅れており、追いつくことにさえ失敗している、というのがこの記事のこの部分の結論といえよう。
 
*いまひとつ、この記事が示していることは、ロシアの輸入代替化政策の問題性である。石油で得た利益を惜しげも無く輸入代替化のために投入しているというが、その投入の仕方がUCAをはじめとした「ナショナル・チャンピオン」育成ということである。しかも、国内企業間の競争を促進することは意図されていないようである。米国やEUに比べて10分の1以下のGDP(ルーブル下落後、原油価格が高くルーブルの為替レートが高かった数年前は、一人当たり2万ドルを超えていた)という国内市場を前提に、国際競争力のある、あるいは輸入代替が可能な製造業の育成について、「ナショナル・チャンピオン」育成を通して実現する、これがロシアの政策的目標のようである。
 しかし、国際競争力を持ちうるような企業を育成するためには、少なくとも国内企業間での激しい競争に晒す必要があること、それが無理であるならば、何らかの手がかりを軸にグローバル市場での競争力を当初より実現可能な方法を模索する必要がある。これが日本や韓国そして台湾の発展と、それらの国での国際競争力のある自国系先端工業企業の形成が示唆するところであろう。ロシアの国内経済規模が、現代工業の先端的な企業が競争的に存立するには、十分な市場規模をもたないというのであれば、当初より何らかの形で、国際競争力を持つ自国系企業を育成する必要があろう。しかし、この記事を見る限り、その先頭を走っているはずのUACさえ、その可能性が見えて来ていないということになろう。
しかも、ロシアの石油収入の投入は、このような方向とは全く異なっているようである。競争を回避し、国民に価格が高いばかりはなく質的にも劣る財を提供して、良しとしているのが、ロシア政府のようである。制裁を契機に輸入代替化による国内工業再興を目指すとしているが、海外で売れない粗悪で高いものを生産する企業の存立を許容するような輸入代替化政策は、ロシア経済の自国系企業による再工業化のためには百害あって一利なしである。

*スホーイ・スーパージェット100の姿は、ロシア工業が、現時点で、工業諸産業の中でもっとも技術水準が国際水準に近い、ないしはそれに並んでいると言える航空宇宙産業、そこでの民需向け製品が、どのようなものであるか、あるいはどのような問題を抱えているかを示唆するものと言えそうである。このリージョナル・ジェット機は、2011年にロシア当局の型式証明を取得したとのことであるが、その後の海外でのデモ飛行で、墜落事故を起こしたことが、かつて報じられたと記憶する。現在でもあまり多くない台数が実際に航空路線に就航しているのだが、その主要採用航空会社であるロシア国有アエロフロートの路線で、今回の事故は生じている。しかも「事故以来、メーカーのUAC(統一航空機製造会社)は修理契約の更新を拒否された」とのことである。それ以前にも、同機を採用した海外の航空会社でも、今回の事故以前に、UACのメンテナンスで問題が生じ、大きなトラブルとなっている。
 これらのことは、根本的に、UACにはメーカーとしての保守点検修理体制に問題があることを示唆する。この点は、機体自体の問題と同様、あるいはそれ以上にUAC、そしてロシアの工業の問題点を示しているように思われる。海外の部品を使えば、海外市場に売り込める旅客機を(一応)企画開発設計そして製造することができる。これがUACの航空機設計での技術的に見た水準であり、それなりの水準を示していると言える。MRJの開発で苦闘している三菱重工を凌駕しているともいえるのかもしれない。しかし、民需用航空機メーカーにとって必要なのは、売り込んだ後の保守点検修理の体制を構築して、ユーザーである採用航空各社が安心して機体を運用できることでもある。機体として満足が行くことは、いわば航空機メーカーとして半分を実現したのに過ぎない。
 ロシア政府としては、今後、部品の国産化を目指すとし、記事では、それ以前に完成航空機の機体の開発設計が問題であるとしている。同時に指摘されるべきは、機体自体の設計とともに、航空機メーカーとしてのアフターサービス体制に大きな問題があること、これを改善できないことには、ボンバルディア等に対抗することは、全く不可能ということも、この記事の内容が示唆することであろう。アフターサービス体制を根本的に見直すことも、UACが国際競争力のあるメーカーになるためには不可欠であろう。
 ただ、私は、この点で、極めて悲観的である。旧ソ連の工業の最大の欠陥は、市場で優位に立つための顧客向けのサービスをおこなえなかったことであったと記憶する。ロシアの現在の工業企業は、この点を克服できたのであろうか。この記事の他の部分、輸入代替化を目指した国内向けの製品が「高かろう、悪かろう」であるという滅茶苦茶な状況にあることの紹介は、この点が全くロシア政府に理解されず、競争圧力がないため、企業にも関心がないこと示唆している。このような姿勢と環境が是正されない限り、ロシア系企業の生産する工業製品の国際競争力の実現は全く不可能であると思われる。
 この最後の点は、旧ソ連の工業の持っていた特性とも言えることである。工業化した過程を根本的に壊すような変革が、ロシアの国有企業を中心とした工業大企業には生じておらず、逆にそのあり方が、その他の工業企業にも浸透しているということであろう。中国の場合、少なくとも民需用の諸工業製品については、民営企業が台頭し、国有大企業に取って代わったことで、競争原理を前提した企業経営が、新たに多くの工業企業にもたらされている。競争的市場で生き残った国有企業については、民営企業が主導している競争的な市場での企業経営を受け入れている。これがロシアの工業企業の現状との大きな差異となろう。

参考文献
服部倫卓「迷宮ロシアをさまよう スホーイ・スーパージェットの大事故でロシアの宿願が窮地に」globe. asahi. com , 2019.05.14

2018年5月24日木曜日

5月24日 小論 日経記事、中村裕「中国CATL首位疾走」を読んで

日経記事、中村裕「中国CATL首位疾走」2018523日、第13版、p.8
を読んで 渡辺幸男

 この記事のサブタイトルは、「EV電池 世界から技術者」「規模のメリットで優位」「国家戦略ありきの成長」「外資電池は補助金対象外」と、4つもついている。さらに、グラフでは、2011年創業の福建省寧徳市に立地する寧徳時代新能科技(CATL)が、2017年にはEV用電池で世界一になり、EV用電池メーカー上位10社のうち7社までが中国系であることを示し、また、CATL3年で一気に世界一の出荷実績を誇るに至った急成長の姿が示されている。
 さらに本文の中で、私が大変興味を持った事実がいくつかある。その1つは、CATL2011年創業の極めて若い企業であると同時に、リチウム電池メーカーとしては、TDKの中国現地の電池子会社ATLとしての実績を持っており、そこから「分離・独立」した企業であるということである。もともとリチウム電池メーカーであるが、スマホ向け等の小型電池を生産していたのが、独立し、大容量の車載電池を手がけた、という事実である。リチウム電池メーカーとしての基本的な生産技術についてのベースは存在してスタートしたことを、このことは意味している。
 さらに注目されるのは、車載電池を手がけるにあたって、ボッシュ等の海外の自動車部品の大手メーカーから技術者を大量にスカウトしていること、また海外から電池研究の権威を開発の責任者に迎えていること、これでまずは開発人材の中核部分の強化を図っている。TDKの中国現地子会社としては、あくまでも開発を行わない生産子会社であったはずだが、研究開発人材を大量に海外から確保し、それで自ら車載電池開発に乗り出しているということである。これは、この記事でも中核的に取り上げられている。
 同時に注目すべきは、記事では簡単に、「電池の製造技術がこの数年で急速に進歩し、・・・「装置産業化」が著しくなったこと」で、「大量に製造し、資金力のある企業がさらに有利に」なったという記事内容である。ここで言われていることの裏にあるのは、資金があれば、製造装置は、グローバルに外部調達できるという事実である。しかもCATLは一挙に世界最大規模への設備投資をしている企業であるから、車載電池関連の製造装置を開発販売している企業にとっても、大変魅力的な顧客となる。単に大量に買ってもらえるだけではなく、新分野としての車載電池の生産装置の開発を同時に行うことが可能となる顧客といえる。
 逆に言えば、現代においては、特定製品の生産を目指す企業にとって、資金豊富であり積極的に設備投資を行うならば、最新の製造装置をグローバルに調達でき、多くの場合、それを通して最新の開発途上の装置を、他に先行して手にすることができることを意味している、と示唆される。かつて、IBMが汎用コンピュータで覇権を握っていた時期において、IBMは製造装置まで内製化していた。また現代でも多くのグローバルトップの製品メーカーが、製造装置を内部化し、競合他社が製造装置を自由に手に入れることができないようにしている。その際たるものはファスナーメーカーのYKKであると、最近、仲間の研究者から聞く機会があった。もしそのような状況にリチウム電池の生産があったなら、このようにグローバルに製造装置を調達し、一挙に大量生産ラインを立ち上げることが可能となるような状況は生じようがなかったであろう。
 しかし、現在の電子機器等の産業分野では、かつてのIBMや現在のYKKに見られるような状況と大きく異なり、専門の製造装置メーカーが存在し、グローバルに供給している。しかも、積極的に設備投資をする企業とであれば、最新の開発途上の設備機械を実用化する過程を含め、自らの持つ最新の設備機械を販売する状況にある。製造装置メーカー間の競争優位のためにも、製造装置メーカーにとっても、積極的に設備投資を行う顧客とともに製造装置の開発を行うことは重要である。このような点では、台湾のTSMCがファウンドリとして、半導体製造装置メーカー群と共同で世界最先端の半導体生産ラインの構築に成功していることが、その典型的な事例といえよう。
 また、資金については、深圳市場への上場で「2千億円以上の資金を調達」と記事にもあるように、中国メーカーにとって、たとえ創業数年の新興企業であろうとも、積極的な事業展開を資金市場の資金供給側に対して示せば、多様なルートで多額の資金を調達可能となる。
 優れた人材、豊富な資金、最新鋭の製造装置を手にし、結果として、独立して6年で、CATLは世界一の車載用リチウム電池メーカーとなった。ここで、本記事では、「国家戦略ありき」という形で、中国政府の政策が重要であった、と指摘される。確かに、海外の電池メーカーを差別し、中国系電池メーカーに中国なEVPHVの車載電池需要を集中させたことは、政策の結果、ないしは成果であるといえよう。これがなければ、中国メーカー群のここまでの急成長は生じなかったであろう。同時に、この記事は、「電池を中国メーカー57社から調達しなければ、・・・補助金を支給しない」と述べている。中国の電池メーカーは数社ではなく、57社もあり、特定少数の中国メーカーが優遇されているのではない。多数の企業による極めて競争が激しい中での、いくつかの企業の急成長が生じていることがわかる。
それとともに、優遇された中国市場で成長することで、グローバル市場で見て上位10社のうち7社までが中国メーカーで占められるということも生じていることが注目される。グローバルに見て巨大な急成長する中国市場があり、そこで多数の中国系企業が激しい競争をしており、その中でいくつもの企業が積極的に開発し生産拡大し、CATLが、今、そのトップを占めている。このように言えるのである。
 このようなことは、いくら政策的に自国系企業からの調達を義務付けても、中国市場の巨大さがなければ、生じようのないことである。また、巨大な中国市場であるからこそ、その市場にもっぱら依存する企業が多数存在しても、それらの企業群内での競争を通して、そこから世界一の生産規模を実現する企業が生まれてきているし、10大メーカーのうち7社までが中国系ということになりえたのである。国内市場が急速に形成されていることは、中国の車載電池メーカーの今後にとって極めて重要である。少し前のソーラーパネル産業でも、多数の中国メーカーの参入と、その中でいくつかの企業の急成長が見られた。しかし、ソーラーパネル自体の需要は海外市場依存で、その海外市場の状況が大きく変化したために、成長途上で激しい淘汰が生じている。それに対して車載電池では、もっぱら国内市場依存であるので、しかもその市場が政策もあって急成長することがほぼ確実であることから、ソーラーパネルのような息切れは、当面生じないであろう。

 何れにしても、本記事から読み取れることは、中国国内市場の巨大さの下での新市場形成が、新興企業群による極めて激しい競争を通して行われ、そこから多くの世界的規模の企業が新たに生まれているということである。その形成と発展に必要な、人材、技術と製造装置、資金は、中国内からに限定されず広くグローバルに国外からも集めることが可能であり、その制約はない。この事例ではリチウム電池生産のためのベースとなる技術を持っている企業が事例だが、それも含め、経営諸資源について外部依存でも、市場を発見・開拓・確保し、戦略的に展開するならば、もっぱら中国市場に依存することで、先端産業でさえ世界最大の企業となりうる。このような時代が到来したことを示しているといえよう。
 中国市場が持つ意味、世界第2位のGDPの市場が持つ意味、購買力平価で見れば、すでに第1位の市場が持つ意味ということができよう。日系乗用車メーカーにとっては、米国市場での高いシェアの実現を通してのみ可能であった、グローバル市場でのフロントランナー化は、米国市場での存在感が今ひとつなVWの場合には、中国市場での高いシェアの実現により可能とされた。まさにこれこそ、世界経済での中国市場の意味の変化を象徴する事実ということができる。これが、乗用車市場以外でも実現し始めたというのが、車載電池についてのこの記事の持つ最大の含意と言えるのかもしれない。

 このような中国車載電池市場の状況から見えてくる、日系企業にとっての活躍可能な場としての含意はどこか。パナソニックの中国内生産による中国製EV補助金対応電池認定への努力や、テスラと組んでの孤独な車載電池市場での戦いが1つであろう。それとともに、基幹部材の供給者や電池生産設備等の資本財の供給者としての存在が重要となる。電子機器の多くの最終製品で、日系企業のグローバルシェアは低下しているが、同時に、電子機器の基幹部材や製造装置の生産供給では、日系企業は依然として高いシェアをいくつもの分野で維持している。組立用設備機械や半導体製造装置といった分野である。これと同様なことが、車載電池でも生じるのであろうか。あるはすでに生じ始めているのかもしれない。

追記:日経記事、「EV電池中国企業と開発」「世界最大手 ホンダ、量販者向け」
2018524日、13版、p.1 より
 上記の記事の翌日、日経1面でCATLとホンダが、中国販売向けの量販車で、車載電池の共同開発を行うことが報じられた。同記事では、日産も18年中国販売の「量販EV」に同社の電池を採用するとも報じられている。同時に、ホンダは既存のHVでは「パナソニックやGSユアサとの共同出資会社から電池を調達している」とのことである。

 この記事をあわせて見るならば、より一層、中国市場の、主要乗用車メーカーにとっての重要性が浮かび上がってくる。中国製電池の乗用車のみが、中国市場では中国政府のEV補助金を得ることができる、とされていることから、中国外企業は、中国市場への依存を維持するために中国製電池を使用するか、それとも中国市場での販売鈍化を受け入れるかを、事実上、迫られていることになる。そこでの選択は、たとえホンダのようにすでに日系電池メーカーと共同出資の車載電池メーカーから車載電池を調達している企業でも、あえて中国系メーカーから電池を調達することを甘受する、ということであることを、この記事は示している。
 しかし、同時に注目すべきは、少数の中国系車載電池メーカーからの調達を義務付けられているのではなく、調達先企業の選択や共同開発の余地があることも、これらの記事は示している。国内企業については、特定の少数の国内企業を優遇するのではなく、政策的には、国内企業を競争させながら、中国外企業に中国市場確保のために、有効な提携相手を選択させ、また共同開発させているということになる。その中で、かねてより車載電池を手がけてきたBYDよりも、日系企業の流れをくみ、2011年創業で技術開発に熱心と見える新興のCATLが、多くの外資系企業によって選択され、結果としてCATLが世界最大の車載電池メーカーとなったと見ることができる。
 中国での新興企業の可能性は、巨大な新市場ないしは巨大既存企業が支配を貫徹できない市場が一挙に形成されること、それに対応可能な規模の巨大な資金を集めることが可能なこと、そしてその資金をグローバルな人材確保に活かし、またグローバルに製造設備を調達することで活かすことができること、そして、それらの条件を活かせる戦略を持てば、どんな新しい企業であっても、スマホでの小米等がそうであるように、一挙に巨大企業化できるという形で存在する。これが今の中国の産業発展の1側面である。このような状況が、また車載電池でも実証されようとしている。

2018年5月19日土曜日

5月19日 池の鯉

我が家の池の鯉、
元気に泳ぎ回っています。

青鷺よけのネットを張り、
最近は、被害にはあっていません。
青鷺も、川の餌が豊富な時期になり、
このところはやってきません。

真ん中の小さめの鯉は、
何年か前に孵した鯉の1匹です。
これは黄金で、かなり綺麗に光っています。

勝手に産卵したのを孵化させてきたので、
黄金系の変り種が、何匹もいます。

一番大きな鯉は、30年以上経っているものです。
毎朝の掃除等、
あと何年続けられるか、
わかりませんが、
元気なうちは育て続けたいと思います。
この池を作って、40年以上が経ちますが、
中学生のときから、鯉を飼い始めたので、
鯉歴は半世紀を超えています。

2018年5月7日月曜日

5月6日 五月人形と石楠花、ホットリップス

端午の節句を迎え、
例年のごとく、我が家にも五月人形が登場しました。
私が生まれた時に、
父の知人から戦災で焼けなかった鎧兜をいただいたそうです。

お隣との境では、
石楠花が咲き始めました。
例年、ご近所の石楠花が全て終わってから、
我が家のは咲き始めます。

生垣のトキワマンサクの下で、
ホットリップスが咲き誇り始めました。
トキワマンサクの花は完全に終わり、
若葉の季節を迎えていますが、
これはこれで素敵なコントラストを示しています。

2018年5月1日火曜日

4月27日、5月1日 エントランス、生垣、そして池の鯉

姫甘草が咲き始めました。
一番大きな鉢をエントランスに移動。
ゼラニウム等に囲まれ、
黄色のラッパ状の花を、たくさんつけ始めました。

エントランスのマーガレットも、
賑やかに咲いています。
たまたまですが、懸崖造りになりました。

咲き終わったトキワマンサクの下、
今度はホットリップスが咲き恥じました。
まだ、真っ赤な花をつけています。

庭の池、鯉が元気に泳いでいます。
数年前に卵から孵した鯉も、
かなりの大きさに育っています。

エントランスの花は5月1日撮影ですが、
こちらは4月27日撮影。
あまり変わりはないですが。
今日みたいに晴れていると、
陽光の反射で鯉がうまく写りません。

2017年5月31日水曜日

5月31日 我が家の庭に来た画眉鳥


我が家の庭に珍客、
ガビチョウがやってきました。
画眉鳥と書くのだそうで、
その名前は目の周りの模様に由来するとのことです。

最近、私の住む二宮町百合ヶ丘でも、
その賑やかな鳴き声、さえずりを聞くようになり、
時々、道路に降りているのを見かけたりしていたのですが、
我が家の庭にもやってくるようになりました。

我が家の庭に来ているのを確認したのは、
今日で数回目なのですが、
今回は上手く写真を撮ることができました。
虫などを餌にしているようで、
我が家の植木鉢やミョウガの中を歩く姿が見られました。
ただ、今回は、我が家の庭で、賑やかにさえずることは、ありませんでした。
一昔前に中国に調査に出かけた時、
多分、天津の南開大学のキャンパスだったと思うのですが、
その賑やかなさえずりを聞き、
どんな鳥なのか、興味を持った記憶があります。
当時は、我が家の近所では、全く聞くことのなかったさえずりでしたが。

2017年5月24日水曜日

5月24日 咲き誇るホットリップスと夏バージョンのエントランス


5月下旬、道路沿いのホットリップスが、賑やかに咲き誇っています。
冬に刈り込んだことで、新しい枝が伸び、
うまく揃った形で咲きました。

春に賑やかな花をつけたトキワマンサクは、
新緑、赤い花の木は赤い葉、白い花の木は緑、
それぞれの新緑ですが、その下に新しく伸びたホットリップスの花、
当面、いい感じに咲いています。

お隣の家との境のホットリップスも賑やかです。
こちらは刈り込みが不十分だったようで、咲き乱れています。

エントランスの花も、冬から春にかけて咲いていた花々が、
ついに全面的に交代しました。
最初にバックヤードに移動した西洋サクラソウに続き、
ノースポールも来年の苗のためにバックヤードに移しました。

今エントランスで咲いている花々、
ほとんどがテラスやベランダのビニールカーテンの内側で、
無事に冬を越した花々です。
ゼラニウムは、数多くの花をつけ、
苗で冬を越したサルビアも本格的に花をつけ始めました。
日差しが強くなり、水やりに、花殻摘みに、
毎日忙しく、花咲か爺さんを楽しんでいます。


2017年5月17日水曜日

5月17日 姫甘草 短く賑やかに

5月15日、我が家の姫甘草の花が、盛りを迎えました。
私が好きな花で、我が家には3鉢ほどありますが、
今年は、写真の一番小さな鉢が、最も多くの蕾をつけました。

咲き始めたのは5月10日、
一輪開いたところで、エントランスに持ってきました。

12日には、何輪か咲き始めました。
花茎に数個の蕾がつくのですが、
花そのものは1日花、
毎日順番に交代で咲きます。

13日は雨模様でしたが、
結構賑やかに咲き出しました。

そして1枚目の写真、15日にピークを迎え、
16日には、下記のように、ほぼ咲き終わっています。
今日17日は、写真で見せるような姿ではなく、
花は終わりました。

1年間、それなりに手を入れ、育ててきて、1週間の楽しみ、
これも、姫甘草の良さかもしれません。
わずかな期間ですが、この花が好きで、毎年咲かせています。
ただ、今年もこれほど蕾をつけたのは、この鉢だけで、
後の2鉢は、花をつけましたが、それほど多くではありませんでした。
好きでなければ、できないのが、花いじり、
というところでしょうか。
蕾のついた鉢を買ってくれば、それはそれで花は楽しめるとは思うのですが、
やはり、丹精を込め、また翌年咲かす楽しみは、
格別のものです。

2017年5月10日水曜日

5月10日 雨の初夏 庭と灯篭

雨の朝、初夏のベランダと庭の植え込みです。
ベランダの中は、ゼラニウムを中心に花盛り、
庭の植え込みは、新緑が雨に濡れ、輝いています。
柏の葉も本格的な大きさになりましたが、
まだ、新緑のみずみずしさを残していて、
鮮やかな若葉の緑です。

ゼラニウムとともに、サルビアの朱色が鮮やかです。
夏みかんジュースは、これから、ますます美味しくなりそうです。

エントランスの灯篭とその前のもみじ、
雨に打たれ、もみじの葉がきれいに垂れ下がり、
雨の日ならではの風情を醸し出しています。

2017年5月4日木曜日

5月4日 初夏の始まり その2 陽光に輝く柏と鯉


4月中旬に芽吹きが見えるようになった柏の葉、
5月に入り、柏の葉らしくなってきました。
若葉の柏は、大きな葉になっても、素敵な浅緑色をしています。
端午の節句を前に、一番の見頃です。

池の鯉も、午後の陽を浴び、輝いています。
今年の冬は、すべても鯉がうまく冬を越し、春を迎えました。
初夏の暖かさになり、元気に泳ぎ回っています。

5月4日 初夏の始まり


我が家の恒例、朝取り夏みかんジュースが始まりました。
夏みかん3個分で、夫婦で一杯ずつ、朝食前に楽しんでいます。
例年のように、私が早朝、庭から夏みかんをとってきて、
妻が食事の支度をする前に、搾ったものです。

夏みかんは、まだこのようにたくさん実をつけています。
5月いっぱい楽しめるはずです。
妻はマーマレードを作ると言っていますが。
それでも、毎朝ジュースを楽しむには十分です。
ただ、問題は、毎日夏みかんジュースを飲むと、
確実に体重が増えるということです。
美味しいものは、・・・です。

3月末から咲き始めた君子蘭、
最後の一群が、廊下で咲き誇っています。
あと1週間くらいで、君子蘭の季節は終わりそうです。

エントランスでは、ノースポールが最後の輝きの時期に入り、
門の周辺を花で埋め尽くしています。
冬をテラスで耐えた金蓮花も、
見事に咲き誇っています。

ゼラニウムと金蓮花を中心に、冬越しうまくできた草花が、
賑やかに咲き、
我が家のエントランスやフェンスを飾っています。

生垣のトキワマンサクの花はほぼ終わり、
散った花びらの掃除が忙しいのも、あとわずかです。
生垣の隣のフェンスでは、エントランス同様に、
冬を越した花々が賑やかに咲いています。
ここは家の北側にあたり、冬は日が当たらないのですが、
4月の中頃から夕日が当たり始め、
4月後半からは朝日がかなり当たります。
これから9月にかけて、フェンスを花で飾ることができます。

こちらはその並びの車庫の上のフェンスです。
ここにも、冬越しに成功した花々を飾りました。
今、金蓮花が盛りになっています。
下に置いた西洋サクラソウは、最後の輝きといったところです。

門の脇では、テッセンの花が開き始めました。
今年は例年以上に花の1つ1つが大きいように感じます。