2016年4月23日土曜日

4月23日 柏の木の芽吹き

我が家の庭のシンボルツリー、柏が芽吹き始めました。
この2本に見える柏の木は、根は1つ、1本の木で、
根元から2つに分かれて伸びています。

この柏は、私が育った川崎の榎町の家の庭に植えられていたものを、
40年以上前に、現在の母屋を立てる際に、
この庭に移植したものです。

私が生まれたのは戦後間も無くですが、
物心ついた時には根元で2本に分かれ茂っていました。
30年ほど前に亡くなった祖母から聞いた話では、
この柏は、戦前から川崎の我が家の庭にあり、
戦災(空襲)に遭い一度は枯れたように見えたのが、
根元から新たに2本の枝が伸び、復活したとのことでした。

柏の木の黄葉した葉(茶枯れというべきだと思いますが)は、
次の芽が出てくる春まで枝についているので、
子孫繁栄を願う、縁起の良い木とされているそうです。
秋、そのままにしておくと、あまりに茶枯れした葉が茂り、
鬱陶しくなるので、植木屋さんに刈り込んでもらい、
何枚かの黄葉した葉を残してもらいました。
その葉は、ついこの間まで確かに枝についていました。
春の突風にも負けずに。
5月の節句の時期には若い柏の葉が見事に揃います。
柏餅用の柏の葉は、前年の葉のようですが。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

空襲にも移植にも耐えて、渡邊家のシンボルとして歴史を刻んできたものなんですね。
柏の葉が、次の若葉が芽吹くまで枯れたまま着いているのは栗の木もそんな気がします。
春には見苦しく感じますが、いつの間にか世代交代しているのですね。
そんな所から、子孫繁栄と謳われるのでしょうか?

柏餅に使う葉が、新葉ではない事も初めて知りました。

こちらの笹団子や三角ちまきの葉も、6月にならないと新葉が使えませんので 
新葉を乾燥したり冷凍にしたりして取っておきます。
子どもたちが小さい時は、三角ちまきは良く作りましたが・・・
因みに 笹団子は作れないんです・・・