2021年2月16日火曜日

2月16日 73歳の誕生日を再来週に控えての大きな決断

73歳の誕生日を再来週に控えての大きな決断

 

 今朝、昨日までは全く考えていなかった決断をしました。

 今日は、運転免許証の更新時期が近づき、早くから申し込んでいた高齢者講習を受ける予定の日でした。二宮の自宅を9時前に出て、小田原市鴨宮の自動車学校まで車で行き、2時間ほどの講習、座学と検査、そして実習を受ける予定でした。講習の必要を知らせる葉書を昨年受け取るとすぐに講習を予約し、ようやく、迎えた日と言えます。

 朝、体温を測るように昨日教習所からの連絡があったので、いつものように体温を測りました。自分の平熱であり、問題がないことを確認しました。そして血圧を測ったところ、ここ1年ほど無かった高い値が出ました。上も下も両方の値が極めて高く、数回測っても下がりませんでした。昨日までと何が違うのか考え、教習所まで車で行き、そこで実習を含めた検査を受ける、このことが血圧に反映したと気がつきました。最近、いつも出かけていない場所に、自分で運転し行くときには、かなり緊張していたことを思い出しました。

 血圧は高いのですが、私の場合、頭が痛い等の自覚症状は全くありません。車を運転している時に高くなり、気がつかないまま、その時、私の基礎疾患である不整脈がらみで血栓ができ脳梗塞等を起こしたら、と想像しました。自分だけ静かに最後を迎えるのではなく、他の方々を巻き込んでしまう事故を起こす可能性が、極めて高くなります。免許を持っていれば、車を運転したくなります。どうしたら良いか、朝、血圧を何回か測りながら、考えました。

 自分の出した結論は、免許証の更新をせず、免許証の期限が切れるまでは、近所の慣れたところだけを運転する、ということでした。4月初めに免許証の期限が切れます。その後は、妻の運転に依存した生活、一昨年の4ヶ月にわたる入院そして退院後、まさに数ヶ月、そのような生活をしていました。その生活に戻ることにしました。そのことを決め、お茶を飲み、血圧を測り直しました。血圧は、多少高めですが、いつもの水準に戻っていました。

 8時半に教習所が開くので、その時間を待ち連絡を入れ、今日の高齢者講習の予約をキャンセルしました。ドタキャンなのですが、赦していただきました。更新をしないことを一応決め、7時ごろに妻に話し、それからキャンセルをするまでの1時間余、「それでいいのか」、という自問の繰り返しで過ごしました。他の方を巻き込むリスクを考え、正しい決断だと、自分に繰り返し、言い聞かせました。

 

 車に乗らないことを決めたことで、いろいろなことが必要になります。免許証が身分証明書になっていたので、マイナンバーカードも作らないでいましたが、今後はそうはいかなくなります。マイナンバーカード用のまともな写真、自撮りではなかなかうまく撮れません。また、現在2台の車を持っているのですが、それをどうするか、いずれも1ヶ月余りのうちに結論を出す必要があります。大きい方の車は、2月初めに2回目の車検を通したばかりです。しばらくまともに乗れなかったので、これから、本格的に乗りたいと思ってのことです。これも断念することにしました。

 

 私は、18歳になると同時くらいに運転免許を取得し、それから、母親の乗っていたトヨタコロナの中古車を自分用にも使い、そして20歳くらいからは、父親の仕事の関係での付き合いで購入したマツダのルーチェ1600(当時のマツダの乗用車で一番大きな車)に乗ったり、日産のスカイラインGTX(結婚したとき、この車にエアコンがついていなかったので妻が呆れていました)に乗ったりし、子供が増えた1990年前後からは8人乗りのワンボックスカーでの家族ドライブを楽しみ、すべての子供が独立したことで、5年前にXトレイルにしました。それでも7人乗り、どの子供たちの家族が来ても迎えに行けるように。半世紀以上にわたる車との付き合いです。一昨年、長期入院する前までは、車の運転を素直に楽しむことができました。ちょうど半世紀楽しんだということになります。大きな事故もなく、車と付き合えた事、感謝のみです。

 一昨年4月の手術により、入院前には完全に麻痺していた右足も、今では平地ならば杖なしで歩けるように回復したのですが、まだ、痺れは残り、それを意識して、この1年余は大変緊張して運転してきた事は確かです。それゆえの免許更新のための高齢者講習日での異常な血圧の高さとなったと思います。これまで、大きな事故を起こさず過ごしてきました。免許証の期限が切れる4月初めまでも、慣れた道だけの運転に限定し、運転する際には心して運転し、他人を巻き込むような事故だけは起こさないように努めるつもりです。そうすれば、無事、優良運転者で免許証の有効期限を迎えることができるでしょう。 

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