2026年1月1日木曜日

2026年元旦 新年のご挨拶

 謹 賀 新 年

 渡辺幸男


 昨年も、自分なりには充実して過ごすことができました。はたから見れば、ほぼ引きこもりに近い状態で、すごしました。

朝起きてからは、妻の手伝い的な形で家事の分担、家の前の掃除をし、洗濯物をベランダに干す等をおこない、まずは朝のルーティンをこなす。

朝のルーティンが終了してからは、新聞2紙に目を通し、昼過ぎにはフィナンシャル・タイムズに目を通す。そのほかの時間は、池の鯉の世話と庭の植木や植木鉢の世話、そして、ネットで注文した本を読む、これでほぼ毎日の(趣味の)時間が、あっという間にすぎていきます。

こんな毎日を、今年も送ることができたら良いなと思っています。

 

 そんな私が、もと産業論から見た中小企業論研究者として、今、最も気になるのは、中国とロシアの産業展開です。新聞でもそれらの関連の記事については、かなり丁寧に読み、自分なりに考え、意見をまとめ、自分のブログに感想文を掲載するということをしてきました。

 

 そして、その中でも、今、最も意識しているのは、ロシアの産業動向です。ロシアの工業の実態については、新聞報道を通しても、新刊の日本語文献を通じても、ごく断片的にしか伝わってきません。そんな中で、ロシアのウクライナ侵略は、満4年を迎えようとしています。そして、ロシア経済の停滞が、マクロ統計をとおして、戦時生産体制下での増産を目指しているはずにも関わらず、垣間見えてきました。

 それでなくとも、旧ソ連の崩壊から以後、工業生産や工業製品について、西欧と中国への依存が増し、ロシア国内生産が縮小していることが報告されていました。そのもとで、ウクライナ侵略を行い、そのため欧米からの輸入制限の制裁をうけました。そして軍需生産へのシフトをすすめたことで、民需製品や産業用高度部品については中国への依存を強め、国内工業の多くの部門での生産が衰退状況にあることが、見えてきました。その上での生産全体の停滞です。

 プーチン大統領は自らの目指す「ロシア帝国」の再構築のもとで、どんな経済、特に工業生産力を構築することを考えているのでしょうか。私には全く見えてきません。というより、自立的な工業生産力、旧ソ連経済下では、それなりに実現していた、それを最終的に解体することを、ウクライナ侵略を通して実行しているのではないと思えてきてなりません。結果的には、工業生産力的にはガランドウで、工業製品については中国にほぼ全面的に依存する「帝国」を構築しようとしているのではないか、そんなふうに見えてきます。

 今年も、ロシアの工業生産の動向に注目し、その行き先を眺め、自分なりの産業論理解の妥当性について検討していきたいと思っています。

 私は、年頭にあたって、こんなことを考えています。

 

 今年も、勝手な感想文をブログに書くかと思います。本年もよろしくお願いします。