2025年1月1日水曜日

1月1日 乙巳元旦

 乙巳元旦

謹 賀 新 年


明けましておめでとうございます。おかげさまで、今年も、新年を、夫婦ともに、それなりに元気に迎えることができました。感謝、感謝です。

暮れから子供や孫が多数、我が家に帰ってきて、賑やかな正月を迎えています。夫婦二人で過ごしている我が家、普段は広い家で、子供が家族連れで遊びにきて泊まることも多いのですが、それが一家族だけだとあまり普段と変わらないのですが、子供五人とその家族が揃うと、かなりいっぱいになります。

元旦の朝、次から次へと居間に集まり、ゲーム等を始めた孫たち、その数が数名を越すと、きわめて賑やかになり、普段の我が家とは異なった雰囲気となります。正月の楽しみです。正月元旦の我が家恒例の集まりには、これに私の妹夫婦たちも加わり、今年は総勢23名になりました。いつまで続けることができるか。準備の中心を担う妻の元気次第ということでしょう。暮れから正月にかけての準備、その中心にある我が家流のお節料理、ローストビーフ、煮豚、お刺身、それにお煮しめ、その多くを妻が作り準備します。ここ数十年の年中行事ですが、妻の気力と体力はたいしたものです。私は、多少の手伝いレベルでしか参加できません。我が家流の正月の集まりを長年にわたって続けて来られているのも、妻のパワーのおかげです。ここでも、感謝、感謝です。

下の写真は、今年の元旦の集まりの際に妻が用意してくれた料理の中心部分です。これらを、このテーブルに着席した私たちは妹夫婦4名と6名で、楽しみました。孫たちも時々摘みに来ましたが。もちろん、五人の子供たちとその家族には、もう2テーブル用意され、そこにもお節は同様にセットされているのですが。




私の昨年は、2022年度、2023年の3月をもって、中小企業研究奨励賞の審査委員の職も退き、研究者としての仕事から完全に解放(?)されました。読みたい本を年末まで、好きなように読み、2年近くを過ごした気がします。(1日に公開したこのブログでは、1年間違え、「2024年の3月をもって」と書いてしまいました。満75歳になったのを期に辞めたにも関わらずです。お詫びし、訂正します。こまったものです)中小企業研究関連の著作は数冊のみで、地球の歴史、生物の歴史、人間の古代史、これらの研究の入門書の新しいものを、片っ端から読みました。ネットで注文すれば、翌日には多くの本は届きます。1960年代の学生時代、ゼミに入った頃から、工業経済や中小企業を中心とした経済学の分野以外の研究については、興味がありながら、当時一番関心があった中小工業研究に関連する著作の読書以外は、ほぼ禁欲してきました。その反動もあり、いろいろな学術分野の入門書、その21世紀に入っての研究成果を紹介するものを、好みに従い、新聞や雑誌での紹介に従い読んでいます。乱読もいいところです。

その一方で、私が研究対象としてきた産業論関連では、ロシアの旧ソ連以来の工業変化、これを知りたくいろいろ、こちらは専門文献や調査書を探し、うまく日本語のものが見つかると読んで、感想文をブログに書いています。ただ、ロシアの工業の現状についての日本語文献は、たまにしか出版されず、欲求不満に陥っています。

計画経済下での旧ソ連工業としてのロシア工業、それが、市場経済化したことでどのように変化したか、変化しなかったのか、なかなか見えてきません。ロシアと中国との展開の違いを見たくてしょうがないのですが。残念ながら私の視野には、真正面からこの問題を論じている日本語文献は全く入って来ないといった状況です。世界市場での市場競争力はなかったが、先進的ではあった旧ソ連の工業、その現在が見たくてしょうがないのです。

断片的な情報を通して見る限り、現ロシア連邦は一次産品の輸出に専ら依存してそれなりの豊かさを追求する、先進工業育成を放棄した経済にしか見えてきません。国際競争力はなかったが、先進的であった旧ソ連のロシア連邦内に立地していた工業生産力は、どうなったのでしょうか。その担い手であった人々はどこに行って、何をしているのでしょうか。そして、計画経済では何が可能で、市場経済がもたらすものとどこで何が違うのでしょうか。私なりに考えていきたいことが生まれてきているこの頃です。

今年、このような点についても、少しでも理解が深まれば、嬉しいのですが。

 

 

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あけましておめでとうございます。
昨年は、大変お世話になりました。
今年も宜しくお願い致します。
いつもながら奥様のお手料理に感服致しております。
私は無学ですが、貴方様のロシアの研究論文を拝読させていただいてます。私の知らなかったロシアを少しずつ学ばせて頂いてます。
ありがとうございます。宮信